集客方法

工務店経営を成功させるために|失敗例と課題解・・・
2022.04.14
TRASPコラム
集客方法
更新日:2022.05.19
公開日:2022.04.14
工務店が集客を行うなかで、「広告を活用したいけど、何に取り組めば良いのかわからない…」と悩まれている方も多いのではないでしょうか。
広告にはさまざまな種類があり、目的やターゲットによっても活用すべき手法は異なります。
そこで本記事では、工務店の集客効果を高める広告手法11選を、オフライン広告とオンライン広告にわけて解説していきます。
工務店の広告運用を得意としているTRASPが、「工務店が広告を活用すべき理由」そして「広告集客を成功させる戦略」についても解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
従来は新聞やチラシといったオフライン広告が、工務店の軸となる宣伝方法でした。しかし新聞やチラシの購読者は減少し、現代ではインターネットでの情報収集へと変化しています。
また住宅購入という意思決定のハードルが高いイベントでは、行動の促しが欠かせません。このような観点から、今後はオンライン広告の重要性が増すといえるでしょう。
ここでは、工務店が広告を活用すべき理由について解説していきます。
1つ目の理由は、以前まで広告宣伝の主軸でもあったチラシや新聞の購読者が低下していることです。
実際に、新聞の購読者推移に関する資料をご確認ください。
上記の資料を見ると、50代以上は今でも半数以上の方が新聞を購読していますが、30代では約30%、20代では約40%。工務店のメインターゲットは20〜30代となり、10年で約半分の割合に減少しているのが現状です。
ここまで新聞購読者が減少している理由は、インターネットが普及したことでWebサイトやSNSをとおして情報収集する人の増加が挙げられます。
そのため今後の広告戦略では、いままでメインであったオフライン広告ではなく、インターネット上のオンライン広告に力を注いでいくことが重要といえるでしょう。
住宅購入は金額も大きく、多くの人にとって「一生で一度の買い物」となるため、お問い合わせや実際に来店するハードルが高いといえます。また住宅ローンへの不安から、購入を考えていても行動に移せない人も多いでしょう。
そのため工務店は顧客が気軽に問い合わせや相談を行えるよう、積極的に行動を促すことが重要になります。
広告媒体はターゲットに絞った配信やインパクトのある訴求が行える点から、行動の促しには効果的です。
まずはイベントへの参加してもらうなど、顧客との接触を図ってから関係性を築いていくプロセスが良いでしょう。
工務店の営業方法について解説した記事もありますので参考にしてください。
まずはリアルな場で広告を掲載する、オフライン広告の手法を5つ紹介していきます。
新聞の購読者は減少しているといいましたが、現在でも50代以上は多くの方が新聞を見ています。
そのためリフォームや建て替えなどシニア世代をターゲットにした場合であれば、新聞広告や折り込みチラシも効果的です。
具体的な訴求内容はこちら。
ただし集客効果を得るには継続的な配布が必要なため、地域やターゲットを考え費用対効果を高めることが重要です。
電車やバス広告は交通広告と呼ばれ、「この地域で家を建てるならあの工務店」といった地域に特化したブランディングを行える手法です。
地域密着型の工務店は、そもそも地域の人に認知されなければ顧客の獲得はできません。
そのため、さまざまな世代が利用する交通広告は認知を拡大するうえで効果的といえるでしょう。
各広告の掲載箇所はこちら。
電車広告
バス広告
また活用する際は路線を指定し、自社の商圏内で広告を出すようにしましょう。
看板広告も地域限定で認知を高める際に効果的な手法となります。
主な種類はこちら。
また立体的な看板やデジタルサイネージは目を引きやすく、インパクトのある訴求が可能です。
ただし看板広告は短期間で効果を得ることが難しいため、長い時間をかけて自社の印象を浸透させていきましょう。
テレビCMは企業ブランディングとして活用されることが多く、大衆に向けて認知を拡大できる手法です。
自社のイメージや特徴を踏まえたストーリー性のあるCMを制作することで、将来的に住宅購入を考えている顧客層にもアプローチできます。
またテレビCMは信頼度の向上にも効果的となり、自社を知らない顧客層にも安心感を与えられる点が強みといえるでしょう。ただしほかの手法と比べて費用が高額なため、予算に余裕がある場合に活用することをおすすめします。
工務店のブランディングについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
フリーペーパーや地域雑誌も配布地域をターゲットにアプローチできる手法です。
特にフリーペーパーは無料で配布されており、多くの人の目にとまりやすいことが特徴といえるでしょう。
また喫茶店や書店、そして宿泊施設など設置場所を指定できるため、店舗の顧客層を踏まえたうえでターゲティングを行うことも可能となります。
年代を絞らず多くの顧客への認知を広めたい場合は、駅やコンビニなど出入りが多い場所へ設置しましょう。
つづいてインターネット上で広告を掲載する、オンライン広告の手法を6つ紹介していきます。
リスティング広告とはGoogleやYahoo! JAPANといった検索エンジン上で、ユーザーが検索した際のキーワードに紐づいて表示される広告のことです。
例えば「工務店 注文住宅」と検索すると、以下のように表示されます。
クリック型課金制となり、検索ユーザーが広告をクリックした回数に応じて広告費用を支払う仕組みです。
また出稿する際のキーワード選定によって、どの程度の問い合わせを獲得できるのか、得られる効果は大きく変化します。
ユーザー心理を踏まえた適切なキーワード選定を行えれば、高い費用対効果を見込める手法となるでしょう。
リスティング広告についてはこちらの記事をご覧ください。
ディスプレイ広告とは、Webサイトやアプリ上のに表示される広告のことをいい、テキスト以外にも画像や動画など多様な形式で出稿できます。
引用:Yahoo! JAPAN
上記はYahoo! JAPANのトップページになりますが、右上の宝くじ広告がディスプレイ広告です。
ほかにも利用ユーザーの多いアプリから個人ブログまで掲載箇所は膨大となり、媒体によってターゲットは大きく異なります。
ターゲティングも可能ですが、購入意欲がまだ高くない潜在顧客へも表示されるため、直接的な問い合わせや成約よりも認知拡大を行う際に効果的です。
SNS広告とは、TwitterやInstagramなどSNS上に表示される広告のことです。
各SNSでは膨大なユーザーデータを保有しているため、SNS広告では詳細なターゲティングを行えることがメリットになります。
仮にInstagram広告であれば、以下の条件からターゲティングを行えます。
そのため、
といった絞り込みが可能です。
掲載するSNSによっても利用ユーザーや広告の種類は異なるため、自社の特徴に合う媒体選択を意識しましょう。
工務店のSNSについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
動画コンテンツはテキスト以上に多くの情報を伝えられ、視覚と聴覚からインパクトを与えやすいことが特徴です。特に工務店はテキストでは伝えられない「住宅の雰囲気」や「住んだ際のイメージ」を表現でき、動画コンテンツは適した手法といえるでしょう。
なかでも近年はYouTubeの利用者が増加し、動画市場は多くの企業が参入している分野となります。
YouTube運用ではチャンネルを伸ばすために費用や時間をかける必要がありますが、広告では明確なターゲティングのもと即効性の高さが強みです。
そのためリスティング広告やSNS広告とは別角度でアプローチを行う際は、YouTube広告の活用がおすすめとなります。
動画マーケティングについて詳しく解説した記事があります。
ポータルサイトは企業情報をまとめて掲載することが目的となり、広告主はニーズのあるユーザーへ効果的にアプローチできる点が強みです。サイトへのアクセス数が多いことから検索結果でも上位表示されやすく、多くのユーザーへ認知を広げられます。
またポータルサイトは「SUUMO」などの大手工務店から、地域特化型や平屋住宅限定など、特徴的なWebサイトが多いことも特徴です。
そのため自社の特徴に合致するポータルサイトであれば、集客効果を効率良く高められるでしょう。
バーチャルモデルハウスとは、インターネット上で3Dの仮想モデルハウスを構築し、顧客はPCやスマートフォンからいつでも見学できるサービスです。VRを活用したサービスもあり、自宅にいながら実物に近い住宅見学を行えます。
特に近年は新型コロナウイルスの影響から、住宅展示場の来場者数が減少傾向でした。
そのため場所や時間を問わないパーチャルモデルハウスは需要が高く、今後より発展していく市場といえるでしょう。
また実際の住宅展示場よりも低コストで活用できるため、オンライン広告としておすすめできる手法の一つです。
モデルハウスの集客についてはこちらの記事をご覧ください。
広告の集客効果を高めるためには、戦略が重要です。
そのためには広告配信の目的を明確化、そしてツールを活用した効果測定が欠かせません。
広告配信の前準備として、広告をとおして顧客にどのような行動をとって欲しいのか、具体的な目的を明確にしておきましょう。
特にオンライン広告では詳細なターゲティングが強みですが、目的が明確化していないと絞り込む条件が決められず、強みを活かしきれません。また目的をはっきりさせたうえで、顧客のメリットになる要素を交えながら行動を促すと、高い集客効果を得られます。
仮に公式ラインへの登録者を増やしたいのであれば、「登録したら資料配布」など顧客がもらって嬉しいと感じる特典を用意しましょう。
近年は広告の種類が多くユーザーも広告慣れしているため、できるだけ絞り込んだターゲット設定を行ない、具体的な内容で訴求することが重要です。
広告集客で高い効果を得る戦略として、まずは相談会や見学会などのイベントにつなげることが重要です。
広告を出稿するなら「売上に直結させたい」と考えるのは自然なことですが、住宅という高額な商品の場合は広告というきっかけだけで、住宅の購入に至るとは考えにくく、すぐに結果につなげることは難しいと考えましょう。
そのため相談会や見学会などで顧客と接触することを目的とし、その後長期的な関係性を作ったうえで、徐々にアプローチしていきましょう。
広告を出稿する際は、かならずツールを活用して効果測定を行いましょう。
広告の効果を高めるためには、どの程度の反応があったのか、どの程度のユーザーが視聴したのかなどを分析することが重要です。
例えば地域に絞って広告を出稿している場合、反応が悪ければ別の地域に変更するといった改善につながります。
しかし効果を確認しなければ、無意味な広告宣伝を続けてしまう可能性もあるでしょう。
オフライン広告の効果測定は難しいですが、オンライン広告では簡単にデータを集められるため、分析したうえで次回の施策に活かしましょう。
本記事では、工務店の集客効果を高める広告手法について、オフライン広告とオンライン広告にわけて解説してきました。
従来は新聞や雑誌といったオフライン広告がメインでしたが、インターネットの活用が増えた現在ではオンライン広告の活用が欠かせません。
またオンライン広告では媒体ごとに詳細なターゲティングが行えるため、自社の特徴やターゲットを明確にしたうえで活用していきましょう。
TRASPでは広告運用をはじめ、ホームページの制作やSNS運用もサポートしております。高い集客効果を得るためには広告配信だけでなく、基盤となるホームページの活用が欠かせません。
複数の施策を一貫しでご依頼していただくことも可能なため、まずはお気軽にお問い合わせください。